元歯医者の会社員
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歯医者でよく耳にする歯を削るあの音。
大人になっても想像するだけで、痛みがよみがえってきます。
実際に、治療自体はそれほど痛みがなくとも、
あの音を聞いてしまう事で痛みを感じてしまう事もあるようです。
梅干しを食べていないのに、梅干しを見て唾液が出てしまうと同じで、
条件反射のようなものなのかもしれません。
そこで、ある歯医者さんでは治療中にヘッドホンで、
音楽を聞かせるという方法をとっているようです。
その結果、痛みが和らいだ気がすると感じている人が、
多かったという事です。驚きの結果です。
特に、歯医者さんで治療を待つ子供はあの音を聞くと、
想像力をフルに働かせ、痛みを想像してしまうようです。
あの音さえなければ、もう少し、歯医者さんに対するイメージは、
変わってくるのかもしれません。
ただ、虫歯になったら、歯医者に行かなくてはいけないと思うと、
しっかりと歯磨きしようという意識が働くので、
その嫌なイメージも大切です。
歯医者さんであの音がする治療をしないで済むように、
しっかりと歯磨きをする事が一番大切です。

歯が少し痛かったので虫歯ができてしまったようです。耐えられる痛みですが、虫歯を放置しておくのは適切ではないため、歯医者を利用することにしたのですが、なかなかすぐに利用できそうな歯医者が見つかりません。予約せずに来院したとしても、すぐに治療してもらえるものだと思っていました。それでも、何とか翌日に予約を入れることができた歯医者が見つかりました。

歯医者を利用したのは20年近く前の話だったので、正直なところ記憶が曖昧です。しかし、来院した瞬間、消毒のにおいがしたので何だか懐かしい気分になりました。また、驚いたのは小さい子供が遊べるスペースがあったことです。私が小さい頃は絵本が置いてあったくらいで、子供が遊べるスペースはなかったです。

子供が遊べるスペースは全ての歯医者にあるわけではありません。しかし、これから生き残る歯医者は歯科医の腕だけではなく、設備やサービスが充実していることが重要な条件のように感じています。

今の父は会社員をしています。でも私がまだ子供の時には歯医者さんをしていました。私はその時の事をとてもよく覚えているのです。病気になって歯医者を辞めないといけなくなったのです。それから闘病生活を送って、今は会社員として一からスタートしているのです。
私は歯医者だった父が大好きでした。私の虫歯をいつも治してくれていたのです。そして私だけじゃありません。私の友だちも、みんな父の歯医者に通っていました。みんなの虫歯を、父が治していたのです。そう思うと、私はとても鼻が高かったです。
でもその父も、みるみる体調を崩していきました。そして歯医者を辞めたのです。でも闘病生活をとても頑張っていました。仕事の事を忘れて、治療に専念したのです。そんな父が私にはとても励みになったのです。
当時私はテニスを頑張っていました。だからいつも頑張って辛い治療を受けている父を見て、私も人よりもテニスを頑張りました。そして今の私があるのです。